【原因はメモリ】After Effectsでプレビュー再生が遅い・動かないときの5つの解決方法

プレビューしたいけど再生が遅いなぁ
プレビューしたいけどなぜか動かない

という方に向けた記事となっています

After Effectsでつくったアニメーションをプレビューしたいけど
なかなか再生されなかったり、そもそも動いてくれない場合があります

今回はプレビューが遅い・動かない原因と5つの解決方法を紹介します

5つの解決方法

  1. プレビューパネルでプレビュー機能が反応しているか確認する
  2. プレビュー解像度の画質を下げる
  3. プレビューするエリアを狭くする
  4. After Effectsのメモリ使用量を増やす
  5. 他に起動しているソフトを落とす

この記事はAfter Effectsを仕事にしている動画デザイナーのフゥが書いています

プレビューが遅い・動かない主な原因は「PCのメモリ不足」

プレビューが遅い・動かない原因はPCのメモリ不足にある

After Effectsでのプレビューは「一時的にアニメーションを計算しデータとして保管する」行為をPC内部で行っています
その一時的にデータを保管する箇所が「メモリ」と呼ばれるところです

プレビューが遅かったり動かないのは「一時的にデータを保管する場所がパンパンに圧迫されている」のが原因の1つです
そのため、「メモリという保管場所を広くする」か「保管するデータを少なくする」必要があります

PCに搭載されているメモリサイズを確認する

  • After Effectsで必要とされるメモリサイズは16GB
  • After Effectsで推奨されているメモリサイズは32GB

実際にじぶんのつかっているPCのメモリサイズを確認することでそもそもメモリサイズが足りているかどうかを確認します
メモリサイズが足りていない場合がメモリを増設するかメモリサイズが16GB以上のPCに変える必要があります

PCのメモリ状況を確認する方法

  1. 「Ctrl+Alt+Delete」でWindows設定画面を開きます
  2. 「タスクマネージャー」を選択
  3. 「パフォーマンス」タブを開き「メモリ」を選択
  4. 「使用中」「利用可能」なメモリを確認できます

ぼかし表現やマスクを使いすぎるとメモリを圧迫する

After Effectsでぼかし表現やマスクをつかうとプレビューの計算時間が多くかかります

  • プレビューで確認したい項目でない表現の場合はぼかし表現を非表示にしておく
  • 不必要なマスクは避け、できる限りマスクを使用しない

最終レンダリングのとき以外はぼかし表現を非表示にするだけでもプレビュー効率が格段に上がります
また、素材をパーツ分けするときはマスクを使用せずillustratorやPhotoshopで素材を読み込む前にパーツ分けをしておきましょう
After Effectsでマスクは表示されていない部分も計算するようになっています
そのため、After Effectsが表示されない余分な部分も計算するためプレビューが遅くなります

プレビューが遅いなら計算負荷がかかる表現は少なくしましょう

1.プレビューパネルでプレビュー機能が反応しているか確認する

プレビューが遅い・動かない場合まずはプレビューが機能しているかどうか「プレビューパネル」で確認しましょう
(プレビューパネルがない場合はメニューバーからウィンドウ>プレビューで表示できます)

動かない場合はプレビューパネルの再生ボタンを押して反応があるか確認する

プレビューが動かない場合、プレビューが反応しているか否かをまず確認します
再生ボタンを押すと「再生マーク」から「停止マーク」に表示が変わります

表示が変わらない場合は

プレビューが機能していません
After EffectsやPCを再起動させてもう一度トライしてみてください

表示が変わる場合は

プレビューは機能しています
プレビューするための計算処理を行っています(時間がかかりすぎる場合はメモリ不足の可能性が高いです)

2.プレビュー解像度の画質を下げる

メモリサイズが小さい場合は「画質を下げてプレビュー」することをオススメします
プレビューパネルにある解像度を「フル画質」から「1/2画質」に下げてプレビューしてください

画質は粗くなる分プレビュー負荷が下がるため、プレビューの計算時間やプレビューできる範囲が増えます

1/2画質でも計算時間がかかる場合は「1/3画質」「1/4画質」と画質を下げてプレビューしてください

3.プレビューするエリアを狭くする

解像度をフル画質でプレビューをしたい場合は「ワークエリアの狭く」することをオススメします
プレビューパネルにある範囲でプレビューする範囲を設定することができます
範囲を「ワークエリア」にすることで指定したワークエリア内のみをプレビューすることができます

ワークエリアを狭くすることでプレビューの計算時間を減らすことが可能です

ワークエリアを狭めてもプレビューの計算時間がかかる場合はプレビュー画質を下げてください

4.After Effectsのメモリ使用量を増やす

After Effectsで使用するメモリを増やすことでプレビューできる量を増やします
他アプリケーション用に確保している分をAfter Effectsに使用するため他アプリケーションを起動しているとそっちに支障がでる可能性があります

  1. メニューバーから編集>環境設定>メモリとパフォーマンスを開く
  2. 環境設定画面が開いたら「他のアプリケーション用に確保するRAM」を減らす
  3. 「次の製品で使用可能なRAM」が増えたことを確認する
After Effects上で使用可能なメモリが増えたらプレビューで確認しよう

5.他に起動しているソフトを落とす

After Effects以外のソフトも同時起動している場合は落としましょう
他ソフトを起動させているとそのソフトの処理がPC負荷を上げている可能性があります
使用ソフトを絞ることでPCの処理能力をAfter Effectsだけに集中させることができます

ブラウザでタブをたくさん開いているのも余分な負荷になることもあります

まとめ

いかがでしょうか?

プレビューが遅い・動かないといった問題は解決できましたか
プレビューに限らずAfter EffectsはPCスペックが必要以上ないと上手く動作してくれません
PCスペックが足りてないと今後ソフトが突然落ちたり作業効率が低下したりといった望まない状況になります

突然PCが使えなくなる前に中古でもいいので予備PCを検討しておくことをオススメします

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