【0から始めるAfter Effects講座「STEP10」】動画の書き出しとレンダリング【誰でもできる!チュートリアル】

レンダリング?書き出し?ってなに?どう使うの?
という方にオススメの記事です!

ココがポイント

この記事は「誰でもできる!0から始めるAfter Effects講座」のSTEP10です
このAfter Effects講座は初心者の「何していいか分からない」をなくす講座です
講座を一通りこなせばAfter Effectsの基本操作や基礎知識が身につきます
レベルに合わせてひとつずつ解説するので安心してアフターエフェクトを学べます
興味があれば続けて講座を一通りみてください

まずはこちらの記事から始めてください

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このSTEP9で学ぶことは動画の書き出し・レンダリングについて解説します

このSTEP10のゴールは

  • レンダリングを理解する
  • 動画を書き出しすることができる

STEP10ではつくった動画をデータ化するレンダリングについて解説します
After Effectsでどんなにアニメーションをつくってもレンダリングができなければ、動画化することはできません
レンダリング機能をつかうことでMP4やMOVといった動画形式に変換することができます
しっかりと理解していきましょう

STEP10講座用素材をダウンロード!

この記事はフリーランスでAfter Effectsを仕事にしている動画デザイナーのフゥが書いています

STEP10-1 動画を書き出すレンダリング機能

①レンダリングとは?

レンダリングとは「つくったアニメーションをmp4やmovといった動画形式に変換する機能」を指します
いくらAfter Effects上でアニメーションをつくっても動画化しなければYoutubeにもSNSにもアップすることはできません
最終出力となるレンダリング作業を行うことで動画制作が完成します

レンダリングのことを「動画の書き出し」とも呼びます

②レンダリングの使い方

After Effectsのレンダリングには2つの方法があります

  • Adobe Media Encoderをつかう方法(メインのレンダリング方法)
  • After Effectsをつかう方法(サブのレンダリング方法)

Adobe Media Encoderをつかうことでレンダリング中もAfter Effectsを操作することができます
(昔はMedia Encoderがなかったため、レンダリング中はAfter Effectsを操作できませんでした)

レンダリングは基本的にAdobe Media Encoderをつかいます

Adobe Media EncoderはAfter Effects単体プランでもインストールできるソフトですのでインストールしておきましょう

Adobe Media Encoderで書き出し

通常の書き出しはMedia EncoderでレンダリングすればOK!
  1. 動画化したいコンポジションを開く
  2. メニューバーからコンポジション>Adobe Media Encoderキューに追加を選択
  3. Adobe Media Encoderが開く
  4. データ形式や出力先を設定する
  5. 右上の「レンダリング開始ボタン」を選択
  6. レンダリングが始まる

After Effectsで書き出し

後ほど説明する連番データの書き出しはレンダーキューパネルでの書き出し!

  1. 動画化したいコンポジションを開く
  2. メニューバーからコンポジション>レンダーキューに追加を選択
  3. レンダーキューパネルが開く
  4. データ形式や出力先を設定する
  5. 右上の「レンダリングボタン」を選択
  6. レンダリングが始まる

③オススメのレンダリング設定

オススメのレンダリング設定は「H.264」での書き出しです
データ容量を抑えながら動画品質を保ってくれる形式なのでオススメです
はじめのうちは「H.264」書き出しにしておきましょう!

「最高レンダリング品質を使用」にチェックを入れておくと品質があがります
そのかわり、レンダリング時間が増えます

STEP10-2 応用編!修正作業がラクになる「連番書き出し」

①連番書き出しとは?

連番書き出しとは「フレーム1枚ずつをデータとして書き出す」方法です
1秒30フレームでアニメーションをつくった場合、30枚の静止画データが作成できます
1フレームずつ静止画データにするため、秒数が長くなればなるほど膨大なファイルが生成されます

②連番書き出しの必要性

膨大なファイル量になる「連番書き出し」は「修正作業」に向いています

たとえば5秒の動画の場合
通常の書き出しだと「5秒間すべてを1度に計算してデータ化」します
連番書き出しだと「5秒間のフレームそれぞれを個別にデータ化」します

レンダリングを終えて、5秒動画の3秒~4秒間にミスを見つけ「ミス」や「調整」が必要だと気が付いた場合
通常の書き出しだともう一度はじめからすべてを計算してデータ化する必要があります
それに対して、連番書き出しだと「ミス」や「調整」を修正した部分(3秒~4秒間)だけを再度データ化するだけです

最終的に完成となる前までは「ミス」や「調整」がかならずといっていいほど発生します
そのたびに毎回1からレンダリングをしていると余計なレンダリング時間が発生して作業時間が膨れ上がってしまいます
5秒動画ならいいですが、5分や10分動画だったり、エフェクトを多用した高負荷な計算が必要な動画をつくった場合
その余計にかかるレンダリング時間があれば、作業時間に充てることができます

初心者のうちは短時間の動画や低負荷の動画をつくることが多いと思うので頭の片隅に連番書き出しってあったなと覚えておく程度でも大丈夫です

③PSD連番の書き出し方法

連番書き出しは膨大なファイルになるため、出力先は新規フォルダに設定してください!

  1. 動画化したいコンポジションを開く
  2. メニューバーからコンポジション>レンダーキューに追加を選択
  3. レンダーキューパネルが開く
  4. 出力モジュールの「コンポジション名」を選択
  5. 出力モジュール設定ウィンドウの「形式」を「Photoshopシーケンス」に設定
  6. 出力先を設定(サブフォルダを必ず設定する)
  7. 右上の「レンダリングボタン」を選択
  8. レンダリングが始まる

④PSD連番の読み込み方法

  1. メニューバーからファイル>読み込み>ファイルを選択
  2. PSDファイルをひとつ選択する
  3. 右下「シーケンスオプション」の「Photoshopシーケンス」にチェックを入れる
  4. 読み込みを選択

シーケンスオプションにチェックを入れないと単一のファイルとして読み込まれます

STEP10-3 レンダリングをする

今回はSTEP9でつくった「観覧車にのる動物」アニメーションをレンダリングして動画化します

  1. レンダリングしたいコンポジションを開く
  2. メニューバーからコンポジション>Adobe Media Encoderキューに追加を選択
  3. Adobe Media Encoderが開く
  4. 「形式」を「H.264」にする
  5. 「出力先」を任意のフォルダに設定
  6. 右上の「緑色の▶ボタン」を選択(レンダリング開始)
  7. レンダリングが終わったら設定した出力先に動画ができる
  8. レンダリングが終わったらAdobe Media Encoderを閉じる

誰でもできる!0から始めるAfter Effects講座ゴール!

お疲れ様でした!

全10回の「誰でもできる!0から始めるAfter Effects講座」が終わりました!

第1回をはじめる頃はAfter Effectsってどういうソフトでどんな機能があるんだろうと不安な中はじめたと思います
今回の10回目をやり終えたいま、振り返ってみてAfter Effectsの基本機能をしっかりと理解できましたか?

もちろん、まだまだ伝えきれていない機能やテクニックはたくさんあります
しかし基礎をしっかりとやり終えたことは素晴らしいです!

かっこいい動画をつくってみたいと思っても、行動しない人や途中で挫折する人がいるなかでここまで1つのチュートリアル講座をやり終えたことは誇りに思ってください
そして、これから続くAfter Effects人生を大いに楽しんでください!

またこのブログでは「誰でもできる!0から始めるAfter Effects講座」で伝えきれていない上級コースも用意します
上級コースができたらまた受講してください

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