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【0から始めるAfter Effects講座「STEP7」】エフェクトとアニメーション【誰でもできる!チュートリアル】

講座メインビジュアル

エフェクト?ってなに?どう使うの?
という方にオススメの記事です!

ココがポイント

この記事は「誰でもできる!0から始めるAfter Effects講座」のSTEP7です
このAfter Effects講座は初心者の「何していいか分からない」をなくす講座です
講座を一通りこなせばAfter Effectsの基本操作や基礎知識が身につきます
レベルに合わせてひとつずつ解説するので安心してアフターエフェクトを学べます
興味があれば続けて講座を一通りみてください

まずはこちらの記事から始めてください


STEP6はこちら!
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このSTEP7で学ぶことはエフェクトについて解説します

このSTEP7のゴールは

  • エフェクトの使用方法がわかる
  • エフェクトをつかってアニメーションをつくれる

STEP7ではAfter Effects特有の機能エフェクトについて解説します
編集ソフトPremiere ProとAfter Effectsの一番の違いはエフェクトといっても過言ではないでしょう。
エフェクトを駆使することでカッコいい表現や新しい魅せ方の動画をつくることができます。
エフェクトそれぞれ機能が違うため、ひとつひとつを理解するのには時間がかかりますが、その分使えるようになったら表現の幅はグンとあがりますのでしっかりと理解していきましょう

STEP7講座用素材をダウンロード!

この記事はフリーランスでAfter Effectsを仕事にしている動画デザイナーのフゥが書いています

STEP7

STEP7-1 表現の幅を広げるエフェクト

①エフェクトとは?

エフェクトとは「レイヤーに特殊な効果表現をつける機能」です
エフェクトの表現は多種多様で使い方や操作方法もそれぞれです

このSTEP7ではよく使うエフェクトを取り上げて説明します

②エフェクトのつかいかた

01_エフェクトのつかいかた

02_適用されたエフェクト

エフェクトは「メニューバーにあるエフェクト」からつけることができます

  1. エフェクトをつけたいレイヤーを選択
  2. 上部メニューバーからエフェクトを選択
  3. 任意のエフェクトを選択
  4. エフェクトコントロールパネルに適用されているか確認

何も選択していない状態ではエフェクトを選択することはできません
必ずレイヤーを選択してからエフェクトを選択しましょう

レイヤーにエフェクトを適用するとエフェクトコントロールパネルが表示されます(エフェクトコントロールパネルがない場合はメニューバーからウィンドウで表示できます)
エフェクトコントロールパネル内にある項目はトランスフォームの時と同様に数値を変更したり、ストップウォッチでキーフレームを打つことができます

エフェクトはfxというマークで表します。レイヤーのfxマークやエフェクトパネルのfxマークをクリックすることで効果のON/OFFができます

③よく使うエフェクト

1.トーンカーブ

03_トーンカーブ

素材や画面の明るさを調整する機能があるエフェクトです
後ほど説明する『調整レイヤー』に適用して画面全体の明度やコントラストを調整する際によく使います
トーンカーブの調整操作が難しい場合は『レベル』や『コントラスト』をつかってみましょう

2.色相/彩度

04_色相彩度

素材や画面の彩度を調整する機能があるエフェクトです
トーンカーブ同様に『調整レイヤー』に適用して画面全体のバランスを整える際によく使います

3.ブラー(ガウス)

05_ぼかし

素材や画面を「ぼかす」機能があります
手前にあるレイヤーをぼかして奥行きを出したり、ぼけた状態からピントが合うような表現ができます

ぼかす機能はaftereffectの計算に大きな負荷をかけます。そのため、ブラーを多用しすぎるとプレビューなどに多くの時間を要する場合があります

4.ワイプ

ワイプ

トランジション(画面の切り替え)をするためによく使います
ワイプのかかり方がエフェクトによって違います
それぞれのワイプエフェクトの特徴を覚えておくと表現の幅が広がります

5.CC Light Sweep

06_LightSweep

適用したレイヤーを簡易的に光らせることができます
文字がアニメーションで登場して決まった時に「キラリと光る」といった表現をつくるときに役立ちます

6.そのほかにも使えるエフェクトはたくさん

多種多様なエフェクト

ここですべてのエフェクトを説明するのは難しいため、後ほど使えるエフェクトを解説する記事も書きます

④エフェクトを使うなら覚えておくべき調整レイヤー

調整レイヤーとは?

STEP3のレイヤー解説の時にまだ覚えなくていいレイヤーとしてあげました調整レイヤーはエフェクトを使うときに効果を発揮します
調整レイヤー自体は透明な板のような存在です

調整レイヤーは適用されたエフェクトが調整レイヤーより下にあるレイヤー全てに適用されるという特徴があります
調整レイヤーは画面全体の色調補正やぼかしで使うことがよくあります

調整レイヤーのつかいかた

07_調整レイヤー

  1. メニューバーからレイヤーを選択
  2. 新規>調整レイヤーを選択
  3. 調整レイヤーを選択
  4. メニューバーからエフェクトを選択
  5. 任意のエフェクトを選択

08_調整レイヤー作成

09_調整レイヤーにエフェクト適用

10_調整レイヤー上のレイヤー

 

STEP7-2 エフェクトをつかったアニメーション

今回はエフェクト『ワイプ』と『調整レイヤー』を使ってアニメーションするグラフをつくっていきます

①ワイプをつかったグラフアニメーション

1.グラフ完成コンポジションを確認

11_グラフ完成

まずは完成形のアニメーションを確認しましょう
グラフ完成コンポジションを開いてアニメーションをプレビュー再生してみましょう!

2.グラフアニメーションコンポジションを確認

アニメーションをつくるコンポジションを開きます
グラフレイヤーが2つあることを確認します

3.棒グラフにリニアワイプをつける

12_リニアワイプ

13_リニアワイプ2

14_リニアワイプ3

  1. グラフレイヤーを選択
  2. エフェクト>トランジション>リニアワイプを適用
  3. 「1秒目」に「変換終了」を「0%」でストップウォッチをアクティブ化する
  4. 「0秒目」に「変換終了」を「100%」でキーフレームをうつ
  5. ワイプ角度を「-180°」に変更する
  6. プレビュー再生でアニメーションを確認する(プレビューパネルがない場合はメニューバーのウィンドウから表示)

4.円グラフに放射状ワイプをつける

15_放射状ワイプ1

16_放射状ワイプ2

17_放射状ワイプ3

  1. 円グラフレイヤーを選択
  2. エフェクト>トランジション>放射状ワイプを適用
  3. 「2秒目」に「変換終了」を「0%」でストップウォッチをアクティブ化する
  4. 「1秒目」に「変換終了」を「100%」でキーフレームをうつ
  5. 「ワイプ」を「反時計回り」に変更する
  6. プレビュー再生でアニメーションを確認する(プレビューパネルがない場合はメニューバーのウィンドウから表示)

②調整レイヤーを使ったぼかし

1.調整レイヤーを作成する

18_調整レイヤー作成

  1. 上部メニューバーからレイヤー>新規>調整レイヤーを作成

2.CC Light Sweepを適用する

 

20_調整レイヤー作成3

21_調整レイヤー作成4

22_調整レイヤー作成5

  1. 調整レイヤーを選択
  2. エフェクト>描画>CC Light Sweepを選択
  3. 「3秒目」で「center」を「X-150,Y270」でストップウォッチをアクティブ化する
  4. 「4秒目」で「center」を「X2000,Y270」でキーフレームをうつ
  5. 「Width」を「100」に変更する
  6. プレビュー再生でアニメーションを確認する(プレビューパネルがない場合はメニューバーのウィンドウから表示)

3.完成

完成しました!

エフェクトをつかってアニメーションをつくることができました!
エフェクトは数が多く機能もそれぞれ違います
覚えるのはすこし大変ですが、使いこなせると表現の幅が広がります
ひとつひとつしっかりとつかって覚えてみてください

まとめ

いかがでしょうか?

STEP7ではaftereffectのメイン機能のひとつエフェクトについて解説しました

エフェクトは種類が豊富でそれぞれ機能が違うため、ひとつずつ自分で試して覚えるしかありません
色んなエフェクトを覚え、エフェクト同士を組み合わせることで表現の幅はグンと上がります

次回STEP8ではクオリティが一段階上がるモーションブラーとイージングについて解説します
全10回のチュートリアル講座のゴールが見えてきました!
もうすこし頑張って基本操作をすべておぼえましょう!

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プロフィール

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[ hu: ] /ふぅ
フリーランスのモーショングラフィッカーとして3年目。
テレビ局で番組デザインを5年担当した経験をもとに、プロの立場から動画の基礎を発信する
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