動画をつくる際に輝度への配慮はしていますか?
輝度とはディスプレイなどの画面の明るさの度合いのこと。
引用:コトバンク
輝度を意識することで
視聴者が見やすいユーザーフレンドリーな動画にすることができます
社会の動きとしても
iOSやtwitterなどではダークモードという機能が搭載されています
メインカラーが明るい色で設定されていたのを、メインカラーを暗い色に変更する機能です
暗い場所でも輝度が抑えられ目への負担が減るためにダークモードが浸透してきました
輝度の配慮がない動画は視聴者にストレスがかかる
輝度がもたらす視聴への影響
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部屋を暗くした中で動画を観るととても眩しく感じます
スマホの輝度設定を最低に落としてもなおその眩しさは衰えません
全体的に明るいだけならまだしもフラッシュのように画面が切り替わると目が疲れます
視聴者は結果的に目が疲れる動画への視聴を避けるようになるでしょう
映像で最も輝度の高い色は白
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映像信号の中で一番輝度の高い色は白色です
つまり、白が動画の中で一番主張する色であるということです
その主張の強い白に対してはより繊細に扱わなければなりません
例えば動画のテロップを白文字にするのか、白ベースに黒文字にするのか
それだけでも白の面積が大きく変わります
また、白文字は文字の主張として白の輝度が活きるのに対して
白ベースに黒文字は黒文字の背景である白ベースが主張してしまう可能性が出てきます
画面一杯の白は眩しく目が疲れる
実写映像を使う際に白が画面一杯に広がることはあまりないかと思います
実際にあるのは、映像の切り替わりで使われるトリキリのCG映像でしょう
輝度が抑えめな映像を使っていても切り替えで
輝度の高いCG映像が突然入ってくると視聴者は眩しいと感じてしまいます
眩しいとは目に対する刺激が過剰になったときの反応です
そのため、あらゆる映像は眩しいと感じない程度の輝度に抑える必要があります
(眩しさを狙ってのことであれば、輝度は高くてもいい)
ユーザーフレンドリーのためにできること
視聴者が見やすいように実際どのような調整をすればいいでしょうか
ユーザーフレンドリーを目指して輝度の調整をしましょう
白の割合や明度を抑える
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テロップで使われている白や明度の高い色の明度を落としてみましょう
特にテロップベースで白色を使っている場合は、
白の印象を少し抑えるために黒や彩度を入れてみましょう
OPやトリキリCGの印象を変える
OPやED、トリキリCGの背景色はどうしても白色や明度の高い色になってしまいます
そのため、視聴者が動画を見始める時、視聴途中、視聴終わりの3つの部分でどうしても輝度による眩しさを感じてしまいます
背景色の明度を落とすとどうしても暗い印象になってしまう場合は明度をできる限り落としてみましょう
部屋を暗くして観てみる
実際に部屋を暗くしてどれほど眩しいのか観てみましょう
スマホの輝度を最低まで落としても意外と明るかったりします
視聴者が暗めの部屋でも観る可能性がある動画の場合は一度体感してみるといいでしょう
最後に
いかがでしょうか
輝度の高い文字はそれだけで主張する力を持っています
主張する必要がないから白色でいいやと思って用いていた白が
実は映像の中で一番主張する存在でした
輝度をコントロールできると魅せたい部分を魅せるようにコントロールできるようになります
動画をつくる際に一度輝度について考えてみてください
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